東芝メモリ株式会社より、新しいリムーバブルメディア「XFMEXPRESS」の開発が発表されました。
どうやらmicroSDと同じぐらいのサイズで、PCIeを使用するらしいです。
こういうメモリカード的なメディアはSDカードで安定して以来しばらく鳴りを潜めていましたが、いきなり出てきましたね。
SONYのメモリースティックとか、各社独自規格を作っていた時代が懐かしいですね。
そして非常に読みにくい。
「XFM-EXPRESS」みたいにハイフンを入れてくれるだけでかなり可読性違うのに・・・
XFMEXPRESS
概要
東芝メモリ株式会社が8月7日に発表したリムーバブルなPCIe接続のNVMeメモリデバイスです。
PCIe 3.0 x4接続時で4GB/s、PCIe 4.0 x4では8GB/sでの伝送が可能とのこと。
SDカードよりも伝送速度面では高性能で、大きさもmicroSDレベルに小さいので、普及すれば様々なメディアに搭載が可能になりそうです。
性能
PCIe Gen3,4に対応した新しい記憶媒体とのこと。
Gen3接続で4.0GB/s、Gen4ではなんと8.0GB/sの速度が出るらしいです。
そこまで早いともはやSSDも要らなくなりますね・・・。
また大きさもmicroSDと同等の大きさで、様々なデバイスに利用できるようコンパクトサイズを心掛けた設計のよう。
M2 SSDとBGA SSDの良いとこどりですよーと宣伝されていますね。
コネクタデザインも公開されています。
SDと違い、接触箇所が表面にもあるのでカードを挟み込むような形になっています。
この形状が吉と出るか凶と出るか。でも接触不良は発生しやすそう・・・
比較
先日同じく発表されたNVMe接続のmicroSD Expressと比較してみます。
とはいっても、まだ情報がそこまで出ていないのでそんな大層な比較はできませんが・・・
XFMEXPRESS | microSD Express | |
サイズ | 14mm×18mm×1.4mm | 11mm×15mm×1.0mm |
インターフェース | PCIe Gen3 NVMe | PCIe Gen3 NVMe |
PCIe Gen4 NVMe | ||
伝送速度 | 4.0GB / 8.0GB(※) | 984MB/s |
容量 | 不明 | 最大2TB |
フラッシュ | 不明 | TLC/QLC |
大きな違いはPCIe 4.0対応を明言しているかどうかでしょうか。
伝送速度も4倍近く違いますが、実測値がどうなるかはまた別問題ですしね。
両者NVMeなので速度はSATAと比べると段違いになりますね。
価格・発売日
未定です。
まだ開発が発表された段階なので、順調にいっても発売は2020年でしょう。
個人的には現在のmicroSD相場の3倍ぐらいまでで抑えてほしいですね。
まとめ
- 東芝から新たなメモリメディア「XFMEXPRESS」が発表
- 今までのリムーバブルメディアとは比べ物にならない速度
- 価格・発売日はまだまだ未定
microSD規格に勝てるのか、それともSONYみたいに自社製品の独自規格になってしまうのか。
カタログスペックはすごいので是非普及してほしいですが・・・
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