リリースまで(予定では)10日を切った『DECKCODE:01Re BEYOND』ですが、ついに目玉商品である色付きのデミゴッドの情報が公開されてきました。
現状は緑と紫と青のデミゴッドが公開されており、それぞれ違った方面でユニークな効果を持っています。
また、上記したデミゴッド以外にも3枚、まだ紹介していないカードが公開されていますので、コメント付きで紹介していきたいと思います。
新カード情報
サンフィスト
黄色の新しいマジック。相手のマジックのコストを3増やすことができます。
最後、詰めにかかる際に発動しておくとフラッシュタイミングでマジックを発動できなくなり、勝利しやすくなるというカードデザインでしょう。
そのターンしか効果がでないため、相手のメインで唱えられるとあまり効果はないのですが、構えられてる際にはかなりの威力を発揮します。
ですが弱点も明確で、マジックのみが対象なので【飛来】ミニオン等の発動を邪魔することはできません。
また、《フェニックス》なんかで全マナを起こされていると複数発動を封じるだけで、コストを重くしても結局唱えられてしまう、という状況に陥りそうです。
「状況によってはかなり強力だが腐ることも多い」というカードのように感じました。
そういったカードってデッキ調整していくうちに抜けていくんだよなあ・・・
ヤミーカクタス
初のマジックカードサーチですかね?
2コストのマジックには、《リアクティブシールド》《グラヴィティ》《コントロールカレント》なんかのBPを操作する系のカードが多く、確実にサーチできるので相手にかなりのプレッシャーを与えることができるでしょう。
また、3/300/1と最低限のBPを持っているのも良いですね。
同じサーチカードの《フェニックスの雛》のBPが200なのを考えると、高水準な気がします。
注意点が、「コスト2以下」のカードではないこと。
《バインディングアイヴィ》《マッドピッド》なんかをサーチして相手の盤面を空けてトドメ!みたいなことをしようと思ったらサーチできない、みたいなこともあり得ますので・・・
「天知」プラトーナ
出したときにマリガンできると書いてあるミニオン。
手札事故を起こした際の救済として利用することをデザインされたカードでしょう。
破棄したカードはデッキに戻ってしまうので、《「憂鬱の魔王」ベールフェゴル》《ペンタゴナ音楽隊「チェロ」》なんかの墓地利用とコンボすることはできませんが、それでもデッキに数枚、お守り的に入れておくといい具合に事故を緩和できるかもしれません。
が、アドバンテージを稼ぐカードではないのと、アドを稼げないにしては低水準なBPなのが気になるところ。
結局3ターン目(後攻なら2ターン目)に事故緩和させても手遅れになる感は否めず、好きなカードを持ってこれるわけでもないので、再マリガンして再度事故る可能性もある。
組み合わせの良いコンボパーツなんかが発掘されれば面白いかもしれませんが、今のところは私的には低評価なカードです。
レアリティがレジェンドじゃなければね・・・
「豊穣をもたらす者」ヴァンジャン
緑のデミゴッドで、ベースとして使うと緑マナを3つ発生させることができます。
ただし、1コストミニオンが持っているような移動時レスト効果も持っているので、恩恵を受けるには1ターン待たないといけないという感じ。
緑には《「千年杉」ヤクーツォーク》のような、強力だけど重いので、隙を晒してしまうカードや、《バインディングローズ》のような強力だけど重い、といったカードが多いので、
そのようなカードたちをうまく補助できる良いカードだと思いました。
何より注目すべきは、「最大10マナの制限を取っ払える」ということ。
このカードを利用することによるマナブーストという面も大きいですが、どちらかというと「高コストのカードと一緒に軽いカードをプレイして隙を限りなく小さくできる」のが強みだと感じました。
しかし、基本的にはフィールドにいるとバニラ。
デミゴッドが場にいることで強化されるカードたちと相性が悪いので、どのようなデッキ構築ができるか難しそうです。
「思惑を砕く者」キスカ
紫のデミゴッドで、なんとデッキから破壊時効果を持つミニオンが破棄されたときにその効果を発動できるようになる永続効果を持っています。
自身の召喚時効果でデッキを5枚掘れるので、破壊時効果をもつカードを固めたら結構な確率で何かしらは発動することができるでしょう。
また、単純に墓地を肥やせるだけでも魅力で、今まで回収先がいなくてなかなかアドバンテージを稼げなかった《「憂鬱の魔王」ベルフェゴール》や《リターニング》、《リアニメート》等の対象を能動的に作ってあげることができます。
《「死霊の子爵」オッドアイ》、新カードの《「三頭の騎士」アリュシナシオン》等、優秀な破壊時効果を持つカードを使いまわすような新しいアーキテクトが開発されるやもしれませんね。
しかし、デッキを恐ろしい枚数消費する点には注意。
《「時を一巡させる者」エンリコ》等を利用したライブラリアウト系のデッキに対して非常に弱くなってしまいます。
複数枚場に出す際には残りのデッキ枚数に注意しながらプレイしないといけないようです。
あと、このカードで発動する破壊時効果は紫のカードのみなのにも注意。
《メイジコブラ》等は発動してくれません。残念・・・。
「慈しみを降らす者」ゴールドウェザー
このカードの効果を勘違いしていたのかもしれませんが、この「置く」という効果はベースに置くという効果なんですかね?
今回はそういう効果であるという前提でコメントしていきます。
まず気になるのが「コスト制限がない」こと。
6マナの段階で8マナの《「深海の主」アレシャンド》や《ゴールデンシール》、新カードの《「ソリスト」ローズパガニーニ》なんかをベースに置くことができます。
次のターンにそれらのカードをベースからフィールドに出すことで、高コストカードのコスト踏み倒し的なことが可能です。
特に強力な動きとしては、先行だとして、(キマイラがあるという前提で)
1ターン目:1コストミニオン召喚(マナ1、手札5)
2ターン目:2コストミニオン召喚、1コストミニオンをベース移動(マナ3、手札5)
3ターン目:場の2コストミニオンをベース移動、《「双星に謳う者」ティルト&ウェルト》を召喚(マナ5、手札5)
4ターン目:《「慈しみを降らす者」ゴールドウェザー》召喚。マナに《「深海の主」アレシャンド》と適当なミニオンを配置、ゴールドウェザーをベース移動(マナ:9、手札3)
5ターン目:《「深海の主」アレシャンド》召喚、マナの《「深海の主」アレシャンド》等を一気に場に移動、一斉攻撃
・・・まあ、これはロマン砲だとしても、単純に《「深海の主」アレシャンド》をマナに配置して、次のターンにアレジャンド移動+何か、の動きができるだけでも十分に強いと思われます。
とはいえ、基本的にはコンボとして機能するカードなので、コンボパーツが集まらない、そもそもこのカードを引くことができない、等の事故が発生するととたんに脆く感じてしまいます。
いかにこのカードと高コストの青のミニオンカードを手札に揃えるか、がこのカードを活かせるかどうかに繋がると思いました。
まとめ
- 新カード6枚を紹介
- ついに色付きデミゴッドが公開され始める
- 《「双星に謳う者」ティルト&ウェルト》の株が上がった感じ??
強力な登場時効果が増えたので、《「双星に謳う者」ティルト&ウェルト》が活躍する環境になるかもしれませんね。
となると、相対的に《雷龍ライトニングフォール》の価値も上がったり・・・
そんで無色メタが増えてキマイラ利用の多色デッキが増えて・・・
みたいなメタが回ってくれると面白いのですが・・・
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