CONTRACTがリリースされてから、ゼノンザードの環境はめまぐるしく変わっていきましたが、ようやく落ち着いた感じが出てきました。
途中、《ブラック・フレイム》でワンショットないし2パンで勝負を決めにかかる通称馬デッキが流行りましたが、最近はあまり見なくなりましたね。
代わり(というか、CONTRACT環境初期からいましたが)に台頭してきたのが《「運命の図柄を描く者」ラケシス》を利用したバーンデッキ。
黄色を混ぜたり、紫を混ぜたり、青を混ぜたりと形を変えて色々なデッキが開発されてきましたが、最終的には無色に落ち着いた感じですね。
私自身、このデッキを知ったのはランクマッチで使われてからでした。
フィニッシュ手段がラケシスだけでなく、バーンによる削り切りもあるため、ケアするべき択が多く翻弄されてしまいました。
自身でも使ってみた感想、選択肢がいくつもあり難しいのですが、十分に使いこなせてなくてもかなり高い勝率を出すことができています。
使用するにしろ、対策するにしろまずはサンプルデッキが必要だと思ったので、自分が使用している無色ラケシスを公開したいと思います。
デッキ紹介
デッキレシピ
初めて使われた無色ラケシスを限りなく自分なりにチューニングして再現してみたのがこちら。
《「炎魔」バルドロード》とか、いまだにこの枚数でよいのか悩んでいますが、一応このデッキでも勝率は6~7割程度を維持できています。
CONTRACTがリリースされて、ドラゴンやドラゴニュートが重要な役割を持つことが多い(主にドラゴン以外ブロック不可の9コストドラゴンサイクル)ので、ドラゴンミニオンは割と厚めに投入しています。
《「英雄」エラー・ド・ネジェル》は刺さるときは刺さるんだけど、正直腐るときのほうが多いから入れ替え候補を模索中・・・
新戦力の《グリーンミミック》はとても良い働きをしてくれますね。
特に同型対策としてなくてはならないミニオンです。
フォースは《ミノタウロス》《スフィンクス》
《「双星に謳う者」ティルト&ウェルト》がかなり重要な役割を担うので、それを守る手段は必要です。
あとは、ヘイトを集めやすいフォースで固める感じですね。
基本的に攻撃はしないので、《ウロボロス》を採用する必要はないですし。
使い方
このデッキのフィニッシュ手段は2パターンあり、相手のデッキや状況によってどちらのパターンを目指すかをその場その場で判断する必要があります。
- 《「運命の図柄を描く者」ラケシス》と《リボルバーコンドル》を使ったバーン
- ラケシスを使わず、《「五幻獣」麒麟》等を利用して削りきる
どちらのパターンも基本的には攻撃ではなくミニオンの効果で削りきるプランですが、どちらをフィニッシュ手段にするかによって立ち回り方が変わってきます。
例えば、ラケシスによる削りを目指すのであれば、できるだけ自身のフォースをギリギリまで削ってもらう立ち回りが必要ですし、
麒麟によるバーンを軸にするのであれば可能な限りビーストミニオンを場に残すプレイングを心掛ける必要があります。
どちらのプランを取るかは状況次第ではありますが、相手の初期ライフが高い場合はラケシスを、逆に低い場合は麒麟プランを選択することが多いですね。
もちろん、両方使用することも多々あります。
マリガンは先行であれば1→2→5→7→9と動くことを最優先に目指します。
特に3ターン目に《「双星に謳う者」ティルト&ウェルト》を出すことができれば、その後の展開がかなり楽になるので、行けそうであれば最優先で目指すと良いでしょう。
ただし、《「双星に謳う者」ティルト&ウェルト》が場にいる状態で《「炎魔」バルドロード》を出すと、必要以上に自分のフォースを削ってしまうことがあるので要注意。
あとはラケシスとも地味に取り回しが難しいです。よくプレミします。
後攻の場合も同様、《「双星に謳う者」ティルト&ウェルト》の最速召喚を目指しましょう。
あと、フィニッシュが見えていない場合は可能な限りフォースを守ること。
序盤からガシガシ削られて、ラケシスを出すターンにフォースが両方ともない、という状況になるとかなりつらいです。
※それでも麒麟プランが取れるのがこのデッキの強みでもありますが
場合によっては序盤からチャンプブロックすることもやむなし。
ただし、フィニッシュフローが完全に見えている場合はフォースを破棄しても問題ありません。
何ターンか先の状況を見据えてプランを立てて実行していく。
それがこのデッキの醍醐味ですね。
ピックアップカード紹介
グリーンミミック
CONTRACTの2コストの新戦力。
デミゴッドを重くすることができ、相手に先にラケシスやティルウェルを出されることを阻止できます。
また、黄色相手であれば取り合えず出しておくと《「身も心も縛る者」ザイレン》を逆に縛ることが可能。
自身がデミゴッドを召喚するターンにベース移動すればいいだけなので、入れておいて損はないカードです。
というか、この大ラケシス時代にこのカードを入れないという択は正直ない。
ヒーリング・シープ
バーン対策兼ビーストミニオン枠。
次のターン、相手の《リボルバー・コンドル》等のフィニッシュを空かしつつ、逆王手をかけることもできます。
《ミノタウロス》を採用している関係上、初期ライフが心許ないので、隙があれば積極的に出しておきたいミニオンです。
ドラゴン・プリースト
チャンプブロック枠。
しっかりとドラゴニュートなので、相手の9コストドラゴンもブロックできます。
このカードが盤面にあるか否かで安心感が全く違うので、できれば場に残しておきたいミニオンです。
チャンプブロックできる場面でも、ここでドラゴントークンを出してしまっても良いのかを十分に考えてブロックする必要があります。
「双星に謳う者」ティルト&ウェルト
このデッキの核。
正直ラケシスや麒麟なんかよりも、このカードをいかに早く、そして長く場に出せるかがこのデッキの勝率と直結します。
このカードが盤面にあるだけで《リボルバー・コンドル》や《「五幻獣」麒麟》がえげつないバーンダメージを出せるようになるほか、
《「天知」プラトーナ》《モンスター・ブック》でのキーカードの回収がかなりやりやすくなります。
とにかく最優先で場に出しておきましょう。
「運命の図柄を描く者」ラケシス
フィニッシャーその1。
相手のライフを3以上削れるタイミングであれば優先的に出したいところ。
逆に3以上削れない場面では優先度を落としてもよさそうです。
必ずラケシスを出さないと勝てないというデッキではないですしね。
そこがこのデッキの強みでもあります。
「五幻獣」麒麟
フィニッシャーその2。
ティルウェルと組み合わせるととんでもないダメージが出たりします。
単純に4枚目以降の《リボルバー・コンドル》としても利用できるため、ラケシス後のフィニッシュ手段としても利用可能。
このカードを使用すると他にアクションが取れなくなるので、完全に勝ちが見えている状況のみで使用すること。
まとめ
- ラケシス環境においての答えの1つ
- ただしアグロや無色ミッドレンジ系のデッキにはちょい弱め
- 択が多くて使っていると楽しいが頭がしんどい
他にも《ブラック・フレイム》を入れてより択を増やしてみたり、《マーメイドの戦士》と《グリーンミミック》を組み合わせて一方的にラケシスを召喚したりというデッキがあるようです。
無色なので色々なカードを試せるのも強みですね。
個人的には《厄災竜ダスカース》を入れてみて、ミッドレンジ気味に動けるデッキみたいなのも試してみたいですね。
コメント