理研スパコンのあらまし
現在、理化学研究所が運用しているスーパーコンピューター「京」。
一時期は世界1位のスパコンに上り詰めましたが、やはり年数には勝てず。
最近は18位と落ち込んでしまっています。
まあ、それは仕方のないことで、パソコンの世界なんて、1年運用すれば型落ち、5年運用すれば化石と言われる世界のシロモノです。
※だからこそ、SandyBridgeはすごいと思う
よって、理研は京に代わる新しいスパコンの開発を計画していました。
そしてその名称が「富岳」であると昨日発表されました。
富岳について
言葉の意味
富士山です。
日本一の標高を誇る山ですね。
この名称から、理研のスパコンにかける情熱が見て取れます。
性能は?
名称ぐらいしか情報が公開されていないので何とも言えませんが、
「京の100倍の性能を目指す」
とされているようです。
処理速度が100倍なのか、単純なプロセッサ数が100倍なのか、100倍のプロセス数を並列で動かせるようにするのか・・・
評価指標がはっきりしていないのでどんなものになるのか分かりませんが、実現したら今以上に色々な演算を任せることができるようになるのでしょう。
運用開始は?
運用開始は2021年を目指しているとのこと。
おそらく現在「京」が担っている処理を少しずつ移行させながら、2022年ぐらいに完全移行、という感じなんでしょうかね。
それとも、「京」とは全く違うことをさせるのか・・・
名前の由来は「富嶽百景」?
太宰治が執筆した短編小説「富嶽百景」が今回のスパコンの名称の由来になっているのでは、という憶測がTwitterなどでいわれています。
「京」の100倍の性能を目指す、と言っていることから、Twitterなどでは言葉遊びで「富岳百京か?」と言われておりますが、事実はどうなんでしょうね?
こじつけ感もありますが、性能についてのコメントはちょっと狙った感を感じたり。
なんにせよ、面白いコラージュやかっこいいイラストなんかが描かれそうですね。
幻の爆撃機「富嶽」が由来?
もう一つの説。
第二次世界大戦中に日本が開発したとされている爆撃機「富嶽」にあやかったのではないか?との憶測も飛び交っています。
富嶽(ふがく)は、第二次世界大戦中に日本軍が計画した、アメリカ本土爆撃を目的にした6発の超大型戦略爆撃機である。名は富士山の別名にちなむ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B6%BD
2018年11月時点でのスパコン順位第1位はアメリカの「Summit」。
「それを倒す=アメリカへの宣戦布告」というわけで、アメリカ本土への爆撃機にあやかったのではないかという説です。
まあ、流石にこじつけ感ありますし、そんな過激な由来で名称をつけることはないと思いますが・・・
駅名はどうなるのか
「京コンピュータ前駅」という駅がありますが、駅名はどうなるんでしょうか・・・
京コンピュータ前駅も元々は「ポートアイランド南駅」から改名されたという歴史がありますが、今回も同じように「富岳コンピュータ前駅」に変更されるんでしょうかね?
駅名になると一気に知名度も上がりますし、是非とも変えてほしいと思いますが・・・
まとめ
というわけでついに発表された理研の新スパコン「富岳」
性能などはまだ謎に包まれていますが、是非とも世界1位を獲ってほしいものです。
それでは!
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