ちょっと困ったので備忘録。
物理層でミスるとまじで萎えるからね・・・
目的
サーバーに刺さっているSFPモジュールの伝播モードを知りたい
この前、上司の無茶ぶりと部下の逃走(出張により1週間不在)により、1人でサーバを6台作れと言われたのですが、その時に困ったのがSFPモジュールの伝播モード。
新しく購入したサーバではなく、古いサーバの使いまわしだったので、どんなモジュールが刺さっているのか全く分かりませんでした。
データセンターまで足を運ぶのも非常に面倒だったので、どうやって確認しようか調べていたのですが、割と簡単に確認することができました。
確認方法
ethtool
# ethtool -m eth4 Identifier : 0x03 (SFP) Extended identifier : 0x04 (GBIC/SFP defined by 2-wire interface ID) Connector : 0x07 (LC) Transceiver codes : 0x10 0x00 0x000x00 0x00 0x00 0x00 0x00 : => 10G Ethernet: 10G Base-SR Encoding : 0x06 (64B/66B) BR, Nominal : 10300MBd Rate identifier : 0x00 (unspecified) Length (SMF,km) : 0km Length (SMF) : 0m Length (50um) : 80m Length (62.5um) : 20m Length (Copper) : 0m Length (OM3) : 300m Laser wavelength : 850nm Vendor name : ************ Vendor OUI : **:**:** Vendor PN : ************ Vendor rev : A
ethtoolの-mオプションを利用することで、物理の情報を取得することができました。
ここのTransceiver codesの部分で、「10G Base-SR」とあるので、eth4のSFPモジュールはマルチモードであることが分かります。
ちなみに、モジュールによっては温度とか受光レベルとかも取得できるようです。
めっちゃ便利やん・・・
ちなみに、オプションをつけないとこんな感じ。
Supported ports: [ FIBRE ]
Supported link modes: 1000baseT/Full
10000baseT/Full
Supported pause frame use: Symmetric Receive-only
Supports auto-negotiation: No
Advertised link modes: 10000baseT/Full
Advertised pause frame use: No
Advertised auto-negotiation: No
Speed: 10000Mb/s
Duplex: Full
Port: FIBRE
PHYAD: 1
Transceiver: internal
Auto-negotiation: off
Supports Wake-on: d
Wake-on: d
Current message level: 0x00000000 (0)
接続帯域や対応リンクモードなどが見れます。
こちらはリンクアップしているかどうか調べるときによく使っていたんですけどね・・・
-mなんて便利なオプションがあることを知らなかった・・・。
まとめ
- 伝播モードを調べるにはethtoolが便利
ちなみに、シングル用のケーブルを刺してしまっていたのでおかしなことになっていました。
精進せねば・・・
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