先日、「イニストラード 深紅の契り」のフルスポが公開されましたね。
正直、最近全然MTGAもやれてないし、スタンダード環境も追えていないのですが、前回やったのに今回やらない理由が立たなかったので
全然参考にならないことになると思いますが一応今回の注目カードをいくつかピックアップしてみました。
個人的には大味なカードが多くて楽しそうだと感じましたが、競技シーンはどうなるんですかね・・・
やっぱり《エシカの戦車》や 《黄金架のドラゴン》 はまだまだ使われそう。。
注目カードTOP10
10位 不笑のソリン
イニストラード次元の顔と言っても良いプレインズウォーカーを10位に選定してみました。
昨今のプレインズウォーカーの弱体調整のあおりを受け、このソリン自体も全盛期のPWほどの強さは失ってしまいましたが、それでも4コストのPWとしては十二分の強さでしょうか。
特に飛行/絆魂のクリーチャー生成は壁にもなりますし、ライフレースする上で非常に厄介な忠誠値能力でしょう。
吸血鬼の並べることにシナジーするデッキを組む際は何枚か採用されることが多そうです。
9位 奉仕への切望
手札を捨てるとゾンビを生成するエンチャント。
ターン1制限はありますが、相手ターンでも生成できるため、うまくいけば自分のターンに戻ってくるまでにゾンビを2体生成できます。
また、前回に登場した腐乱ゾンビではないので、相手の戦闘の際にに上手く手札を捨てると、チャンプブロック要員にもできます。
深紅の契りでは「血トークン」やそのほかのカードにも手札を捨てるシナジーが多いので、毎ターンゾンビ生成はそこまで難しい条件ではなさそうです。
個人的にシナジーしていると思ったのが《束の間の霊魂》
相手の除去を回避しつつこちらのアタッカーを増やせるので、アグロ寄りの白黒デッキとか組めるかも・・・
捨てた分の手札をどうやって補充するかが鍵となりそうです。
8位 歓迎する吸血鬼
3/2/3 飛行という標準スタッツを持っている上でのドロー効果。
ターン1制限があるとはいえ、毎ターンアドバンテージを稼ぐことができる能力が3マナのクリーチャーについているのは結構破格な気がします。
またトークンにも反応するので、《不笑のソリン》のトークン生成効果でもドローできますし、
何なら上で紹介した《奉仕への切望》のゾンビトークンでもドローできます。
吸血鬼と言いつつ、他の種族でのシナジーの方が強そうな気がするのは私だけでしょうか・・・
7位 アヴァブルックの世話人 / ホロウヘンジの猟匠
裏返ったらゲームエンド級の能力を持つクリーチャー。
というか、表面でも自身が呪禁と毎ターン+1カウンターばら撒き能力を持っているので単純に置物としても強い。
ラスゴ系除去や《魂の粉砕》等、生け贄強要効果でないと除去できないので、対策するにはそのようなカードや、このカードを出される前に殴りきるアグロ系デッキでないと厳しそうです。
裏返ったら全体呪禁だけでなく、全体+1カウンターばら撒きもあるので、1回でも裏返られると頑張って昼に戻しても厳しいでしょうね。
《黄金架のドラゴン》等、対象にならない、対象になると効果を発揮する系のカードが多く使われる環境であるなら、 《魂の粉砕》 等はサイドに忍ばせておく必要がありそうですね
6位 復讐に燃えた犠牲者、ドロテア / ドロテアの報復
2/4/4 飛行という破格のスペックをもつスピリットですが、1回でも攻撃したりブロックしたりすると生け贄に捧げなければなりません。
しかし、降霊することによって《聖トラフトの霊》が簡単に作れるオーラと変貌。
毎ターン4/4が追加で攻撃してくるとライフが持たないでしょう。
また、自身も4/4あるので、立たせておくだけで《黄金架のドラゴン》が攻撃し辛くなったり、《エシカの戦車》と相打ちまで持って行けたりします。
それでいて降霊持ちなのですから、攻め気の強いアゾリウスなら入れておいて損はないカードですね。
ちなみに、エンチャントになると伝説ではなくなるので、複数枚エンチャントすることができます。
5位 船砕きの怪物
もうなんか書いてあること全てがむちゃくちゃ。
7/7/8 というスタッツもそうだし、なぜか瞬速を持っているし、打ち消されないし、
挙句の果てに自分が呪文を唱えるとパーマネントor呪文バウンス。
「生き残ったら勝つ」と書いてあるクリーチャーですね。
《溺神の信奉者、リーア》との相性が良く、軽量マナの呪文を使いまわすことで相手の盤面を無茶苦茶にしてやることができますね。
また、呪文バウンスなのでリーアの効果により打ち消しができなくなっても問題なく相手の行動を妨害することもできますし。
シミックランプやコントロール系の新しいフィニッシャーになりそうです。
4位 嵐追いのドレイク
「2/2/1 飛行のアンコモンかー、じゃあデメリット持ちのリミテッド用カードかな?」
って思ってたらとんでもないメリット能力が付いていました。
自分の呪文がこのクリーチャーを対象に取った瞬間に1ドロー。
しかもターン1制限などもなく、呪文が続く限り延々とドローできます。
今回登場した降霊したらオーラになるカードとも相性がいいですし、
《君は近づいてくる護衛兵に気づいた》や《導きの声》等、自分のクリーチャーを対象に取る軽い呪文との相性も抜群です。
《学生の代言者、マビンダ》なんかと合わせてめちゃくちゃなアドバンテージを取ってみたいですね。
リミテッドでは同じく青のアンコモンカード《悪戯な猫霊/猫じみた好奇心》と組み合わせるとそれだけで勝ててしまうような強さ。
というか、《悪戯な猫霊/猫じみた好奇心》も正直アンコモンにしては構築級な気が・・・
今回の青のコモン、アンコモンのカードには構築級の優秀なカードが結構ありますので
安くて強いデッキが組みやすいかもしれません。
3位 祝福されし者の声
ライフゲインに反応して+1カウンターを自身に乗せる、よくいる系の白のクリーチャーです。
最近ではセレズニアカラーではあるものの《月の踊り手、トレラッサーラ》等がありましたね。
しかしこいつの強力なところはカウンターが乗っていくと強力な回避能力や破壊耐性を持つところ。
特にカウンター4つで獲得する飛行警戒は現実的なラインであり、空中で戦えるようになるので、
ライフゲイン軸の新たなダメージソースとなり得ます。
また、同じセットに《オリバクの随員》という新しい救助犬ポジションのカードが登場したため、
カウンター10個到達まで守ることもできるかもしれません。
白ダブルシンボルがどれほどきつい条件になるか分かりませんが、ライフゲイン軸のデッキでは間違いなく採用されることとなるでしょう。
2位 血瓶の調達者
4/5/6 飛行トランプル
この時点でデメリット持ちであることが確定しますが、
このカードに至ってはデメリットがデメリットではない!
相手に血トークンを与えてしまうのですが、このカード自体が相手の血トークンの数を参照してサイズ修正を行うため、相手の血トークンが多ければ多いほどこのカードも強力になっていきます。
というか、血トークン自体、(1)を払ってできることがただのルーティングのため、正直言って強い部類のアーティファクトトークンではありません。
これが宝物トークンぐらい強力なものを相手に与えるのであればちょっと考え物でしたが、正直血トークンなんて相手にいくら与えてもそう困ることはないでしょう。
4ターン目に出てきて、除去できなかったらそれだけでゲームエンド級のファッティです。
1位 錬金術師の計略
「あれは・・・《無双竜機ボルバルザーグ》!?」
まさかの追加ターン呪文おかわり。もう《アールンドの天啓》でお腹いっぱいだよ・・・
3マナで追加ターンを得るというトンデモ効果ですが、もちろんデメリットはあります。
それは「追加ターンの後にゲームに敗北する」という考えうる限り一番大きいデメリット。
なかなか使いづらい効果だな・・・と思った方もいると思いますが、
このカード、7マナ支払って唱えることで
なんとそのデメリットをなくすことができるのです。
まさに2種類目の《アールンドの天啓》。やめてくれ
と言うかこのカード、普通に3マナ払って唱えても十分に強いと思われます。
イゼット系のデッキでのフィニッシュは
- 《黄金架のドラゴン》を出して殴って宝物トークンを貯める
- 貯めた宝物トークンを使って《アールンドの天啓》
- 《黄金架のドラゴン》をおかわりしたり、《アールンドの天啓》をおかわりしたりして殴り切る
と言うのが一般的でしたが、このカードを使用することで
1と2の工程や2と3の工程を同時に行うことができるようになります。
相手のライフが少ない時は《黄金架のドラゴン》キャスト+攻撃→宝物を食って即《錬金術師の計略》をキャスト、追加ターンで殴り切ることもできたり、
《アールンドの天啓》→《アールンドの天啓》→《黄金架のドラゴン》+《錬金術師の計略》で殴り切って勝利、みたいなこともできます。
単純に5枚目以降の《アールンドの天啓》としても使用できますし・・・
イゼットテンポを相手にした場合は警戒しないといけないカードの1枚となりそうです。
まあ、警戒しててもどうしようもないのが追加ターン系のカードなんですけど・・・
TOP10から漏れたけど期待しているカード群
特に《過充電融合体》はTOP10を外しましたが十分に期待できるカードです。
でも打ち消しをしたい系のデッキで自分の盤面にクリーチャーがいる場面があまり思い浮かばなかったんですよね・・・
最悪4コストの万能打ち消しとして使えるのは強いかもしれませんが・・・
まとめ
『イニストラード 真夜中の狩り』では汎用性の高い?カードが多くあった印象ですが、
今回は「大味だけど面白そう」なカードが多い印象です。
これによって環境がどう動いていくのか、今から楽しみですね!
しかし、11月12日にMTGAで先行プレイ、11月19日に発売かぁ・・・
ん?何か予定があったような・・・
デデンデンデデン♪
※11月12日先行アクセス、11月19日発売
MTGAやる時間あるかなあ・・・
コメント