まえがき
検証環境に(いつからか知らないが何故か)あったRHEL6.0を今更検証用に使おうと思って、yum updateをかけようとしたのですが、エラーが発生してしまったのでその件についてまとめておきます。
ただの備忘録です。
あと、もうそろそろLinux系の記事書かないとブログタイトル詐欺と言われそうなので・・・
エラーの内容
出力メッセージ
というわけで、まずはエラーの出力内容から見ていきましょう。
# sudo yum update
Loaded plugins: rhnplugin
There was an error communicating with RHN.
RHN support will be disabled.
Error communicating with server. The message was:
接続がタイムアウトしました
Setting up Update Process
No Packages marked for Update
つたない英語力(とGoogle翻訳先生)によると、RHNというものがサポート外になりそこと通信できなかったのでエラーを吐いたようです。
RHNとは?
Red Hat Network(RHN) とは何ですか Red Hat(レッドハット)社が提供するUpdateをダウンロードするシステムです。
https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/articles/206229001-Red-Hat-Network-RHN-%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6 より引用
一般的に Red Hat Network を利用するにはユーザ登録が必要です
つまり、RHELをupdateしようとしたときに問い合わせにいくサーバのようですね。
考えられる原因としては、サブスクリプションが設定されていないか、サポート外のRHELなのかのどちらかですが、
今回はサブスクリプションが切れているようです。
評価版のサブスクリプションを適用させてて、期限が切れたのでしょうかね・・・
何分古いサーバなのでわからない・・・
ので、今回はRHNを使わないでyum update をしようと思います。
アップデート手順
ではどうやってupdateするのかというと、rhnpluginというものを無効化してやればよいのです。
# vi /etc/yum/pluginconf.d/rhnplugin.conf
---
[main]
#enabled = 1
enabled = 0
gpgcheck = 1
2行目の「enabled = 1」をコメントアウトし、下の行に「enabled = 0」を追加するだけ。
もちろん、直接値を0に書き換えても良いです。
この状態でyumを使ってupdateしてみましょう。
# yum update
http://****************************************************: [Errno 14] Peer cert cannot be verified or peer cert invalid
Trying other mirror.
Setting up Update Process
Resolving Dependencies
--> Running transaction check
......
というわけで、無事にyumでupdateできるようになりました。
ちなみにRHNを無効化してyum updateをした場合、
/etc/yum,repo.d/の下のレポジトリを参照してアップデートをかけようとします。
ので、先にしかるべきレポジトリを有効にしておいてください。
ちなみに
サブスクリプションなしのRHELを使い続けるのは違法なのか?
と最初のほうは心配になったことがあるのですが、こちらによると
限りなくグレー
といった感じ。
今回は他にサブスクリプション適用させているRHELがなかったため一応セーフっぽいですが、まあグレーなことはやめておいたほうがいいですね。
とりあえずこのサーバは破棄して、CentOSで検証することにしました。
というか、なんで検証環境に1台だけポツンとRHELサーバが残っていたのか・・・
サブスクリプションが切れてるけど他にサブスクリプションが適用されているRHELサーバがないとか、RHNを使わずにyumを使いたい、という場合は以上を試してみてはいかがでしょうか。
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