導入
前回、目的を整理したり、現在のPCのスペックを振り返りました。
それをもとに、今回はパーツの選定をしていこうと思います。
PC自作のためのパーツ一覧
PCを自作するには、以下のパーツが必要です。
・CPU
・マザーボード
・グラフィックボード(なくても良い)
・メモリ
・記憶装置(HDD、SSD)
・CPUクーラー
・電源
・OS
・PCケース
・その他(光学ドライブなど)
以上のパーツを選定していこうと思います。
パーツ選定
CPU
CPUを選定するにあたり、まずはメーカーを決める必要があります。
CPUを制作しているメーカはIntelとAMDの2社。
それぞれ以下の特徴があります。
Intel特徴
1コアあたりの性能が高いが、スレッド数は少なめ。あとAMDより高い?
AMD特徴
1コアあたりの性能がIntelより低いがスレッド数が多め。安い?
—
完全に主観ですが、正直好みの部分が大きいと思います。
自分的にはIntel系のCPUが好きなので、
今回はそっちで作ろうかと思います。
で、どのCPUを使うかですが、
最近せっかく9世代CPUが出たばかりなのでそれを選びたいと思います。
core i9 , core i7 , core i5 からの選定となりますが、
core i9 は高すぎ、 core i5 は動画編集とかに使用するときに
スレッド数に不安があったため、無難なcore i7を選択しました。
マザーボード
CPUにあったチップセット、ソケット形状を選べば、
あとは完全に好みの部分かと思います。
価格の高い方が温度が上がりにくかったり、
PCIスロットが多かったり、オンボードのサウンドカードが良かったり
USB 3.1 gen2ポートがついてたりしますが、
自分は毎回コスパ重視で安めのものを選んでいます。
今回はATX規格、CPUはcore i7 9700kなので
チップセットはZ390、ソケット形状はLGA 1151から以下2つ検討。
・MSI MPG Z390 GAMING PRO CARBON
・MSI MPG Z390 GAMING PLUS
正直どっちでも良かったんですが、
なんか虹色でかっこよさそうだったので
MSI MPG Z390 GAMING PRO CARBON にしました。
コスパ重視ならMSI MPG Z390 GAMING PLUSの方が7000円ほど安いです。
グラフィックボード
グラフィックボードはPCでゲームをしないのであれば不要ですが、
ゲーミングPCを作るのであれば核となるパーツです。
というか、こいつが載っていないとゲーミングPCとは言えないです。
グラフィックボードを作っているメーカーは
NVIDIA と AMD の2社。
最近はNVIDIAのGeforce製品が人気のようです。
やるゲームにもよりますが、一般的なFPSやTPSを
標準設定で動かすのであればGTX1060がコスパも良くて十分
最高設定でサクサク動かしたい!って要望があれば
GTX1080tiやRTX2080を購入すべきだが、
それだけでもう1台PCが組めるぐらい高いです。
今回は2年前に購入して全然使用していないGTX1080を使いまわします。
新規購入するならGTX1060(6GB)が3万円程度で買えておすすめです。
メモリ
様々な規格がありますが、最近のCPUだとDDR4が主流なので
そこから価格で決めてしまって良いと思います。
容量は用途によりけりですが、Chromeとか使っていると
ブラウジングだけでもメモリを3GBとか使ってしまう時があるので
8GBだと少し不安。
16GBあれば十分だと思います。
今回は「 W4U2666BMS-8G 」を購入
記憶装置(SSD)
PCの記憶装置にはSSDとHDDの2種類があります。
昔は性能の高いSSDは高価でなかなか手が出なかったのですが、
最近はかなり手頃な価格となってきているので、
メインの記憶装置にはSSDを使用します。
OSとか、よく使うアプリ、ゲームなどはSSDに入れておくと
時間効率がよくなりますね。
SSDにもSATAとNVMeの2つの接続規格がありますが、
NVMeは容量に対して価格が高いが性能が高く、
SATAはそれの逆となっています。
今回はちょっと奮発してNVMeのものを選定。
「WDS500G2X0C」を購入します。
ただし、マザーボードによってはNVMe規格に対応していないので、
購入予定のマザーボードと相談してください。
正直、SATAでも十分に早いですし安いです。
記憶装置(HDD)
SSDがいくら安くなったとはいえ、容量単価でいくとHDD最強。
あまり使わないけど容量を食うものや、動画など容量が大きいものは
HDDに保存しておくと効率が良いです。
あと、ゲームの録画をしようとすると
1時間で5GBとか10GBになる場合もざらにあります。
それをすべてSSDに保存していると簡単に圧迫しちゃいますしね。
2TBあればだいたいのものは保存できると思いますが、
今回は余裕を見て4TBを購入します。
安定?のSEAGATE。安い。
性能は知らぬ
CPUクーラー
CPUの熱を冷却する重要なパーツです。
CPUが熱くなりすぎると性能低下や最悪故障の危険性があります。
特にIntel第9世代CPUは熱を持ちやすいと噂があるため、
コストと性能見合いで慎重に選びたいパーツです。
CPUクーラーの種類には本格水冷、簡易水冷、空冷の3つがありますが、
前2つは高価なため、空冷でよく冷えるものを探しました。
で、選んだのが「 無限五 リビジョンB」
評価も高く、価格も手頃だったため選定しました。
他にコスパで選ぶのであれば「虎徹 Mark2」とかもおすすめ。
CPUグリス
CPUとCPUクーラーの間にグリスを散布することで
CPUの冷却効果を高めることができます。
というか、CPUを冷やすためにグリスは必須です。
塗らないと冷えません。
CPUクーラーに付属することが多いのですが、
塗り直しやメンテナンスの際に都度必要となるため、
手頃なものは持っておいたほうが良いかもです。
今回は家に転がっていたもの(MX-4)を使用します。
電源
電気で動くものなので、電源はもちろん必須です。
そしてケチると痛い目を見るものこのパーツ。
電力変換効率によって6段階のクラスがありますが、
基本的にはGOLD以上のクラスを選んだほうが良いです。
電力変換効率が悪いと発熱の原因になり、
不要にPCの温度を上げてしまう可能性があります。
また、電力が足りないとGPUが動作しない、ということもあるため
GTX1060以上のものを載せるのであれば700Wぐらいはほしいです。
今回は玄人志向の750W電源はセールで安かったのでそれにします。
ケチるなって言っておいて自分はケチっていくスタイル
PCケース
デスクトップPCを組み立てるにあたって、
(個人的には)一番ケチっても良い部分だと思います。
PCの性能自体には関係ないし・・・
ただし、メンテナンスがし辛いものは避けたほうが良いです。
安くて評判がそこそこ良いものを選べばよいかと。
あとは裏配線できるかどうかも重要ですね。
特に空冷のCPUクーラーを使う場合はケース内のエアフローは
冷却効果に直結します。
今回は「Versa H26」を選定。
横が透明なので、中の汚れとかが見えるのがいいですね。
裏配線もばっちりあります。
OS
Windows系、Linux系とありますが、
ゲームをするのであればWindows一択。
今回は外出先からリモートで接続する機能が欲しかったので
Windows 10 Proを選定しました。
基本的にゲームとかブラウジングしかしないよって人は
Windows 10 Homeで十分ですので、そちらで良いです。
ちなみに、めっちゃ安く買えるものがYahooとかに転がっているが、おすすめはしない。
光学ドライブ
CD/DVDが読み込めたら何でも良いです。
それこそジャンク品が100円とかで転がってるのでそれでも良い。
OS入れるときにしか使わないのであれば、外付けでも良いです。
今回は前のメインPCから転用します。
選定が終わったらすること
パーツの選定が終わったら即購入!
・・・したいと思いますが、ちょっと踏みとどまって
BTO業者のPCを眺めてみましょう。
同じ、もしくは類似構成で一式が安く購入できる可能性がありますし。
何より組み立てなくて良いのですごく楽です。
よく、「BTOは敵!」みたいに言う人もいますが、そんなことはありません。
業者が組み立てると配線などもきれいですし、
サポートもパーツごとでなく丸々その業者に受けてもらうことができます。
BTOとうまく付き合っていくことが安価でPCを購入する秘訣です。
ただし、BTO業者の中にはパーツの詳細を開示していない
ショップもあるため気を付けること。
利用するのであればよく調べてから購入しましょう。
金額
さて、パーツ選定が終わり、BTOも見送ったのであれば、
金額が予算内に収まっているかを確認します。
今回は以下の金額で購入します。
【CPU】intel core i7 9700k 47000円
【マザーボード】 MSI MPG Z390 GAMING PRO CARBON 23000円
【GPU】GTX1080 使い回しで0円
【メモリ】W4U2666BMS-8G 15000円
【SSD】WDS500G2X0C 15000円
【HDD】SEAGATE 4TB 8000円
【CPUクーラー】無限五 リビジョンB 5000円
【CPUグリス】MX-4 家にあったので0円
【電源】KRPW-GK750W/90+ 9000円
【PCケース】Versa H26 4000円
【OS】Windows 10 Pro 18000円
【光学ドライブ】適当 使い回しで0円
合計:144000円
なんとか予算内ですね。
GPUを使いまわしではなくRTX1060を新規購入するのであれば+30000円
それでもなんとか予算内に収まる感じですね。
マザボやSSDやHDDをケチれば20000円ぐらいは削減することができます。
まとめ
今回はパーツ選定を行いました。
パーツ選定はPCを自作する工程の中で一番時間がかかり、
そして一番楽しい時間でもあります。
CPUはIntelにするのか、AMDにするのか。
GPUはどうするのか、クーラーは水冷にしようか、
ケースは安くすませるか、いや、外観は重要だからかっこいいのを選ぶか。
決して安い買い物ではないので、十分に時間をかけて
自分好みのPCを作るためのパーツを選んでください。
次回は実際に組み立ててみます。
ちなみに
今はAMDのRyzen 2700xがコスパ良さそうですね・・・。
パーツ購入してから「そっちのが良かったかなー」なんて思っています。
まあ、サブPCとしていつか組んでみますかね・・・
お金と時間があれば・・・
コメント