今までCentOS6しかいじってなかったのでTeamingという概念に苦戦しました。
普通にBondingでいいじゃん、って思ったのですが、なぜかみんなに反対されたのでTeamingの設定をしてみました。
その際の備忘録です。
環境
$ uname -a Linux localhost 3.10.0-1062.4.1.el7.x86_64 #1 SMP Fri Oct 18 17:15:30 UTC 2019 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux $ cat /etc/redhat-release CentOS Linux release 7.7.1908 (Core)
設定手順
teamingの設定方法はいろいろあるのですが、今回はnetwork-sctipts配下のコンフィグファイルを直接いじって設定をします。
一番楽だったので・・・
要件
- LACPによるLAG構成を組む
- lacp rate はslow
- 物理線は2本(1Gbps * 2)
構成
超適当ですが、em3とem4というNICを使ってチーミングします。
設定
カレントディレクトリを移動
# cd /etc/sysconfig/network-scripts # pwd /etc/sysconfig/network-scripts
em3,4の設定
# vi ifcfg-em3 ---------- DEVICE=em3 DEVICETYPE=TeamPort BOOTPROTO=none ONBOOT=yes TEAM_MASTER=team0 TEAM_PORT_CONFIG='{"prio":100}'
# vi ifcfg-em4 ---------- DEVICE=em4 DEVICETYPE=TeamPort BOOTPROTO=none ONBOOT=yes TEAM_MASTER=team0 TEAM_PORT_CONFIG='{"prio":100}'
チーミングするNICの設定です。
これで、em3とem4はteam0というNICのメンバーであると定義しています。
team0の設定
# vi ifcfg-team0 ---------- DEVICE=team0 DEVICETYPE=Team BOOTPROTO=none ONBOOT=yes TEAM_CONFIG='{"device": "team0","runner": {"name": "lacp","active": true,"fast_rate": false,"tx_hash": ["eth", "ipv4", "ipv6"] },"link_watch": {"name": "ethtool"}, "ports": {"em3": {}, "em4": {}}}' IPV4_FAILURE_FATAL=no IPV6INIT=no IPADDR=192.168.1.101 PREFIX=24
※IPアドレスはダミーです
重要なのは「TEAM_CONFIG」の部分。
今回はLACPなので、runnerの配下に以下の設定を入れていきます。
"name": "lacp" "active": true "fast_rate": false "tx_hash": ["eth", "ipv4", "ipv6"]
nameはlacp。
今回はrateはslowで接続するので、fast_rateはfalseにしています。
これをtrueにしておくと、fast rateの設定になります。
他はサンプルコンフィグと同じ。
NWの再起動
# systemctl restart network
いまだにsystemctlに慣れない・・・すぐにserviceってタイプしちゃう・・・
確認
# teamdctl team0 state setup: runner: lacp ports: em3 link watches: link summary: up instance[link_watch_0]: name: ethtool link: up down count: 0 runner: aggregator ID: 4, Selected selected: yes state: current em4 link watches: link summary: up instance[link_watch_0]: name: ethtool link: up down count: 0 runner: aggregator ID: 4, Selected selected: yes state: current runner: active: yes fast rate: no
両方ともLINK UPしていて、aggregator ID が 4 になっていますね。
4になっていたらSlowで設定できています。
まとめ
- やってみたらBondingよりも楽?
- slowレートにする際はfast_rate : falseにする
調べてもlacp rateをslowにするやり方がなかなか出てこなかったので備忘録として書き記しておきます。
慣れたらBonding組むより楽かもしれんすね。
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