前回は赤黄青のドラゴン系カードを紹介しましたが、今回は残りの紫白緑の3色のドラゴン系のカードが公開されたので、それについて整理します。
また、GWの動画にて無色のカードも5枚、新規に公開されたのでそちらも合わせて計13枚の新カード考察となります。
ボリューム多いので駆け足になりそうですが、ご了承ください。
というか、もうちょっと小出しにしてくれよ・・・
新カード紹介
「死滅の竜騎士」ドロシー
ブロックできないという超絶大きいデメリットがあるものの、ターン終了時に高確率でトラッシュから舞い戻ってくるゾンビ。
そもそも4/500/2というレシオがかなり優秀で、相手のフォースやライフに負担をかけられる上、破壊しても簡単に蘇ってきてしまうので対処が非常に難しいと思われます。
また、《「思惑を砕く者」キスカ》や《「死滅公」スカルボーン》等の効果でデッキから直接トラッシュに落ちても復活してくるうえ、《「死滅公」スカルボーン》の効果で落ちると確定で蘇ってくる相性の良さ。
ブロックできないというデメリットがあるものの、《交換の壺》等のコストにもできますし、今後増えてくるであろう自分ミニオンの破壊をコストにするようなカードとかなり相性が良いです。
現状、どのようなデッキが組めるかは未知数ですが、可能性ある良いカードだと思います。
魔石竜マジカロス
相手の場だけでなく、自分の場にもデバフをばら撒くドラゴンミニオン。
デバフ値はBP-200とそこまで大きいわけではないですが、永久デバフなので長期戦になったときの影響力は大きいです。
また、後半のリソース勝負になったときのチャンプブロッカー要員を根こそぎ破壊できるので、後半にも腐らないのもいいですね。
コスト6なので《ブラック・フレイム》をブロックできるのも評価点。
《「死滅の竜騎士」ドロシー》の復活の糧にもなりますし、デッキによっては3枚積まれるようなカードになるでしょう。
黒鎧竜オブシロン
《ツインテール・シザース》にデッキ破壊効果が付きました。
能動的にデッキからトラッシュに送れるので、《「思惑を砕く者」キスカ》や《「死滅の竜騎士」ドロシー》と相性が良いですが、逆に言うとそれらを使用しないデッキだと《ツインテール・シザース》のほぼ下位互換となります。
ドラゴンであること、トラッシュを能動的に肥やせることに注目してデッキを構築したいですね。
デッキからトラッシュを肥やす手段が増えてきたので、《「思惑を砕く者」キスカ》デッキも面白くなってきたかもしれないです。
「氷原の竜騎士」ジョリー
自分の白のドラゴン全てがアンタッチャブル化します。
ただし、自分のターンのみなので相手のターンはやられ放題。
主にフラッシュタイミングでの破壊を防ぐ目的で使用されることでしょう。
効果範囲が白のドラゴンとかなり狭く、現状のカードプールだとあまり効果を活かせなさそうに見えます。
将来性はあるかもしれませんが、現状あまり使おうとは思わない性能ですね・・・。
氷柱竜アイザルフ
これって「つららりゅう」って読んで良いのですかね?
フォースをきちんと守れていれば6/700/2のそこそこなレシオで、さらに相手に強制ブロックを付与させることができます。
《「時精」クロノラ》と非常に相性がよく、相手のフラッシュに阻まれなければ、早いターンに相手の小型ミニオンを一掃でき、盤面の主導権を取ることができます。
そういう意味でいえば、現状《「氷原の竜騎士」ジョリー》をうまく使えるのはこのドラゴンでしょう。
また、《殲滅試験型ロイド・アポステル》との相性も良いため、うまくはまればとんでもない盤面が構築できるかもしれません。
今後よく見かけるカードになりそうです。
白機竜リングヘッド
メカドラゴン!ロマンありますね。
1回殴れれば4/600/2のそこそこ高スタッツ、2回殴れればレシオがぶっ壊れるほどのパワーになります。
現状の白がそこまで積極的に殴りにかかる色ではなく、序盤のパワー負けをしてしまうことが多々あるのですが、このカードの登場によって序盤からガンガン殴っていくデッキも面白くなるかもしれません。
4コストなので《スフィンクス》で守ってあげつつ、大きくなったBPを有効活用するために《「氷原の竜巫女」マチルダ》なんかと併せて使ってあげると良さそうです。
問題は小さい状態でどうやって攻撃を通すか。
序盤のあまり体制が整っていないタイミングで殴れないと、なかなかバフをかけるのが難しそうです。
「太陽の竜騎士」オリヴィア
自身のドラゴンに破壊耐性を付与できます。
《「氷原の竜騎士」ジョリー》と効果が似ていますが、こちらは【常時】能力であり、範囲破壊である《パンデミック》等も防ぐことができます。
バウンス能力やレスト能力には無力ですが、【常時】能力であるこちらのほうが使い勝手はおそらく良いでしょう。
できるだけ場持ちを良くさせるために《スフィンクス》を使って守ったり、一旦ベースに引いて、《「太陽公」ハトト=ラキア》の攻撃時にベースから出したり、とできるだけ場に残すための構築、プレイングが求められそうです。
<追記>
こいつ自身にも破壊不能を付与するんですね・・・
これ白とか紫とかこのカード1枚で詰む可能性あるぞ・・・
自身の打点も2あるからそもそもこのカードのみで殴り続けることも可能。
ちょっと次環境の緑はやばいかもしれんですね。
大蔦竜アイヴィーン
相手のミニオン1体が永久的にブロックできなくなります。
ベースに引っ込むとおそらく効果はリセットされてしまうので、《「千年杉」ヤクーツォーク》や《「憂鬱の魔王」ベールフェゴル》等、場に居残られると面倒なミニオンに対して付与すると相手は嫌がるかもしれないですね。
ただしそれ以上の効果は薄く、【飛来】でもないので相手の攻撃タイミングに合わせて、みたいな使い方はできません。
アグロの《「鉄腕の大君」グレイグ・スマッシャー》なんかを一時的に止められるのはいいかもしれませんが、使用タイミングが難しい(というか少ない)カードに思えます。
攻撃だけでなくブロックも封じてくれたりしたら最後の詰めにも使えたりしたんですけど・・・
花鳥竜プラクーリ
前回論じたので割愛。
はぐれメカ
序盤の優秀な壁。
似たような役割を持つカードとして《スパイクトード》がいますが、こちらはBPをバフするとコスト3以上のミニオンも完全に止めることができるようになります。
無色なのでBPバフをかける手段は限られますが、《D-13 ホーリークエイド》等と組み合わせてBPをバフすると、序盤をしのぐための大きな壁となってくれそうです。
《スパイクトード》とどちらを採用するかは好みでしょう。
が、赤アグロは《「導きの竜姫」ダイアナ》等でBPをバフしてくるので、このカードより《スパイクトード》のほうがアグロに対しての効果は大きいかもしれないです。
【加護】されているミニオンを破壊できるので、【加護】を多用する緑ミッドレンジ系のデッキに刺さります。
現状、【加護】を有効活用するデッキは少ないものの、今後【加護】のバリエーションが増えていけばこのカードの活躍の場も広がるかもしれません。
が、現状は《モノアイドラゴン》のようなかなり狭い範囲のメタカードという位置づけになりそうです。
ホワイトバット
自分の場に【加護】付きのミニオンがいたら、相手に1ダメージと自身を1回復。
《リボルバーコンドル》と《ヒーリングシープ》をこの1枚で使用できるのですが、条件が結構厳しめ。
緑ミッドレンジ等の【加護】を多用するデッキに入れるのがよさそうです。
特に上記のデッキにおいては《「鉄壁の作り手」リヤーボ》効果発動のためのライフ確保と、最後の押し込み両方の役割を持てるので相性が良いですね。
半面スタッツはお世辞にも高いとは言えないので、【召喚時】能力をいかに発動させるかが重要になってきます。
「炎狼」ヴォルト
こっちの盤面が不利であればあるほど強力なカードです。
最大で5体の7/400/2が1枚カード消費のみで並びます。
が、そもそもこちらの盤面がほぼ0、相手の盤面がいっぱいの場面で7/2/400を複数体並べたところで時間稼ぎにしかならないと思うのは私だけでしょうか・・・。
無色ですし、BPも400とかなり除去されやすいラインなので、このカードで耐えようとしたら除去されて負け、みたいなこともありそうです。
能力は派手だが使い道のなさそうな効果な気がします・・・。
ちなみに、ビーストなので《「五幻獣」麒麟》のダメージ源として利用できます。
というか、その使い方が一番いいのかもしれないです。
「蛇巨人」サーペンティーア
《ゴルゴンシャーマン》に続き、モンスターを強化するカードの登場です。
自身が【奪命】持ちであり、さらに自身の他のモンスターミニオンにも【奪命】をばら撒くので、相手は非常にブロックしづらい状況になるでしょう。
また、DPも3と高水準なため、ブロックを渋っていると永遠にDP3で殴られ続ける悪循環。
《ミュルミュール》や《バンシー》等、優秀な【破壊時】能力を持つミニオンにも【奪命】を付与することができ、さらに《「暗黒騎士団隊長」イザーク》とも組み合わせることができるので、紫で組むのが一番良いかもしれませんね。
カードプールが広がってきて、これから色々な種族強化カードが登場しそうで期待ですね。
まとめ
- 紫の竜騎士のゾンビ能力が面白そう
- 種族シナジーを持つカードもぼちぼち登場
- 白コン使用者としては《氷柱竜アイザルフ》が非常に楽しみ
今後種族シナジーが増えてくるともっと面白いデッキが多数登場しそうですけどね。
特にモンスターという種族とゴブリンという種族はその筆頭。
今回紹介したカードもどちらかというと今後カードプールが広がると面白そう、というカードが多いように感じました。
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